入園案内

Admissions Information

「漢字教育」や「百玉そろばん」は、「お勉強」ではなく、意欲・興味・関心を高めるためのものです。例えば「鉛筆で書く」などの指導はありません。本園では、「集中力をつける」、「字や数字に親しみを持つ」、「楽しんで『学び』に取り組む」や、知覚、反射、記憶など脳の働きを鍛えることを重視しています。

食べる速さが一人ひとり違うのは当然なので、本園では昼食時間を「速く食べる練習時間」にしていません。「おしゃべりに夢中で食べるのが遅れる」などの指導はしますが、自分のペースで食事をしているなら指導はしません。食後は必ず部屋で静かに過ごす時間がありますので、その間にだいたいの子どもは食べきることができます。ただし、4・5歳児は、小学校進級の練習として、「時間内に食べる」お約束をして食事をすることもあります。また、嫌いな食べ物を無理に食べさせるような指導はしていません。

本園はカトリックの教えを精神的基盤にして、「地の塩、世の光」となる人格を形成できる幼稚園になることを目標にしています。信者の数は少数です。毎日のお祈り、聖歌、シスターのお話といった活動を通して、子どもらしい優しさ、愛情、温かさ、慈しみと感謝の心、道徳観、倫理観を養う指導をしています。

日中の活動で疲れた子どもの体調を考えて、室内で過ごす活動が中心です。先生や友だちとゆっくり過ごし、落ちついてお家の方のお迎えを待ちます。夏冬春の長期休暇中の預かり保育は、休暇中ならではの楽しい活動を準備しています。長期休暇中の預かり保育の活動内容は、お便りを配布してお知らせします。

牛乳・卵のみ除去食、代替食があります。依頼書の提出、毎月の献立確認が必要です。他の子どもたちと同じ容器で同じ時間に食べます。

可能なら3年保育をお選びください。年中（4歳児）で途中入園、初めての幼稚園になった場合、ある程度できあがった集団のなかに入り、負担が増えることがあります。また、幼児教育は連続的、段階的、体系的、発展的なもので、3歳児から4歳児にかけて、たくさんのことを学び、経験を活かして次のステップに進みます。3歳児の頃と4歳児の頃の作品や、運動会や発表会でのようすを比べたりできるのも、3年保育をお勧めする理由です。お子さまの成長が形として残り、実感できるという喜びは何にも代えがたい宝物ではないでしょうか。

保護者に連絡し、お迎えをお願いします。ケガの場合は、保健室で応急処置をします。ケガの程度により医療機関の受診が必要なら、保護者に連絡して、受診しています。ケガには入園時にご加入いただく「日本スポーツ振興センター」（災害共済給付制度）による医療費補助があります。

いちばん大切にしていることは、集団生活・集団活動を通した子どもたちの人格形成です。次に、明るく元気に過ごせる保育の環境です。また、毎日の保育のなかで、一人ひとりに寄り添い、成長の手助けをし、いっしょに頑張り、驚き、喜び、感動する。そんな信頼関係に満ちた保育を大事にしています。

お箸の指導は、ご家庭でお願いしています。また、安全面からエジソン箸（補助具、指用リングつき連結箸）の使用も認めていません。食育として、食事マナーや約束ごとは指導しています。

入園という新しい第一歩を、お母さんもいっしょに踏み出す機会ですので、どうか安心してお預けください。大好きなお母さんと離れるので、泣いたり渋ったりするのは自然な反応です。離れたがらない子どもを預けるのは不安だと思いますが、いつまでも泣いている子どもはいません。

なじんでいくスピードに個人差はありますが、やがて必ず適合してお友だちと楽しく遊ぶようになりますので、安心してお待ちください。最初から全て上手くはいかないかもしれませんが、子どもは友だちと遊ぶのが大好きです。また、3歳の子どもにとって、20名程の同年代といっしょに過ごすのは初体験です。傷つくこと、傷つけてしまうこと、けんかをすること、取り合いをすること、どれも大切な体験です。

欠員があれば可能ですので、ご連絡ください。

園児募集時、定員を大幅に上回る志願者があった場合、面接や行動観察などの総合判定合格者のなかから抽選等で入園者を決定するときに、抽選対象から除いて優先的に入園できる制度です。また、在園児のきょうだいも同様に取り扱います。