スクールシンボル

聖パウロ学園スクールシンボルについて

 聖パウロ学園および設置各校の紋章は、校名の「光泉」をかたちにしています。十字架はカトリックによる人類の救いのシンボルであり、福音(神からの良い便り)を表しています。三重の円は泉の波紋を表し、6つの小さな三角形は光を表しています。
 各校紋章の色はスクールカラーで、幼稚園は主イエスと人々を表すぶどうの色、中学校は伸びる若木を表す緑色、高等学校は泉を象徴し、深い知性を表す濃い青色です。

守護聖人について

 学園の守護聖人、使徒聖パウロは、初期キリスト教の宣教者です。はじめはキリスト教徒を迫害していましたが、イエスは彼を宣教の使命を与える器として選びます。パウロは、ダマスコへの旅の途中に、天からのイエスの声を聞き目が見えなくなりますが、旅先に到着後、イエスにつかわされた弟子によって目は見えるようになり、そこで回心します。やがて、聖霊に告げられて幾度も宣教の旅に出かけ、迫害を受けながらも、ときには神に代わって奇跡を起こしつつ、主イエスの言葉(福音)を人々に伝え、キリスト教を広めていきました。パウロは迫害を受けて、ついには殉教しますが、彼が旅をした場所には、いくつものキリスト教の共同体が生まれ、「地の塩、世の光」のように、自らが犠牲になることで、主イエスの教えを広げたのです。