建学の理念

「地の塩、世の光」となる人材の育成

 聖句「地の塩、世の光」は、「マタイ福音書」第5章、山上の説教における主イエスの御言葉です。
「あなたがたは地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけである。あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである」
 主イエスは、「貴重な食物に塩味をつけたのち、自らが消えて無くなる地の塩のように、この世に暮らす人々の役に立つ人であれ」「世の光のように、この世に暮らす人々を照らす人であれ」と教えています。
 学校法人聖パウロ学園の各校は、このように生きる人を育てることを建学の理念としています。

「愛と正義と責任ある自由」の醸成

 隣人を愛すること、不正にいどむ正義感、責任を伴った自由の3つは、いずれもカトリックの教えです。地の塩、世の光となることができる人とは、この3つを行動の規範にできる人です。学校法人聖パウロ学園の各校は、このような生きる人を、時間をかけて育てることを建学の理念としています。