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国際人を育成する取り組み

これからの国際社会では、違う文化をもつ人々を受け入れ、共生することができる力が求められます。
世界で通用するコミュニケーション能力を高め、創造的な関係を構築するための光泉のプログラムを紹介します。

「英検®(実用英語技能検定)」対策

大学の推薦受験などに有効な資格を取得

光泉では、授業で受検対策指導をしていますが、放課後に、希望者を対象に英検対策講座を開講。中高全生徒の4人に1人、約300人が受講しています(2024年度)。

英検対策講座(2024年度)

講座 準1級・2級・準2級・3級 ※光泉教員が担当
曜日・時間 毎週金曜 16:10~17:30(80分)
受講料 6,000円(年間) ※テキスト代別
内容 一次試験(リーディング、リスニング、ライティング)対策
二次試験(個人面接、スピーキング)対策

※ 講座対象級に合格したら、すぐに上級講座に変更が可能です。英検対策講座は、光泉カトリック中学校の生徒(中1~中3)も含めた開講講座です。

光泉では全生徒の英検受検が必須(年1回以上)。
原則として公開会場での受検(年3回)ですが、部活生徒などは「英検S-CBT」(インターネットで受検)を利用することもできます。
卒業までに全員が2級以上を取得、卒業後の進路で役立てることができるよう取り組んでいます。

光泉の英検対策講座

Global Program(グローバル・プログラム)

日本の国際系学部の大学への進学や海外大学進学が目標

英語学習と同時に、自国の文化を英語で伝え、相手の文化を英語で理解し、世界で活躍できる人材を育成する特別プログラムです。
Global Programを選択した生徒の英語授業は、ネイティブ教員と日本人教員が担当。All Englishの授業のなかで、対話や思考、表現や発表をくりかえし、英語で発信できる力を身につけていきます。

Global Program(GP)の取り組み

設置コース A・Pコース(各学年)※ 2年次からは両コースとも文系のみ
授業科目 「英語コミュニケーションⅠ~Ⅲ」の授業をネイティブ教員と日本人教員が担当
申し込み方法 英検準2級(または同程度の英語資格)以上
※ 2年進級時に選択可(ただしA文系は2級程度、P文系は準2級程度)
卒業後の進路 私立大学(国際系学部など)への進学
※ TOFFLなどの資格を取り海外大学への進学もできます(進路選択に外部機関との連携が必要)

本校には3名の専任のネイティブ教員がおり、Global Programなどの英語教育を担当しています。

アレクサンダー・クロケット

Alexander Crockett

出身:アメリカ

趣味:ギター演奏

紹介:英語学習が将来の国際的な舞台での成功へとつながると信じています。全校で取り組む英検はもちろん、日常でも使える英語力を磨いて、世界で活躍しよう!

ロバートソン・ベンジャミン

Robertson Benjamin

出身:イギリス

趣味:プロ野球観戦(阪神ファン)

紹介:みなさんのコミュニケーション能力を向上したいです。国際的な視野を持って、地球市民になることを一緒に目指しませんか。私たちの可能性を、最大限に引き出しましょう!

ケーレブ・ステンスキ

Caleb Stenske

出身:アメリカのミシガン州

趣味:色々なスポーツを見る(特にアイスホッケー)、お寺や神社へのお参り

紹介:英語の勉強は、試験で合格するだけのものではありません。英語圏の文化や状況に合わせた会話も勉強することが重要です。これからの社会で、ますます英語は使えて当たり前になっています。試験英語を超える努力をするみなさんを、精一杯応援していきます。

体験レポート

フランスの高校とのオンライン交流

Global Programの活動では、フランスのLYCEE Yssingeaux(イッサンジョー)高校とオンラインによる交流を行っています。
交流した生徒は、英語でお互いの日常生活を紹介しながら、日本とフランスのよく似た部分や違いを分かち合いました。

オンライン英会話

ネイティブとのリアルな会話で英語を楽しむ

英語力アップ(英検対策、大学入試の自由英作文対策)のため、全学年にオンライン英会話を導入しています。
ネイティブスピーカー(講師)と1対1で英会話をすることで発話量を増やし、英語を「聞き取れた」「話せた」達成感を獲得して英語を学ぶモチベーションを高めることができます。
レッスンは各人が予約して家庭で利用します。「スピーキングテスト」で測定した自分の英語レベルに合わせた教材が予約でき、自分のペースで学習できます。
また、国際色豊かな講師陣と英会話するので、さまざまな国の文化や習慣などを知り、英語を身につけた先の世界を身近に感じることができるのも魅力です。

海外語学研修

国際交流を通して異なる文化を理解する

夏期にニュージーランドとイギリスでの語学研修プログラムがあります。
違う文化をもつ人々を理解し、自国の文化を発信することで、互いの文化を尊重し共生する意識を高めます。

選べる3つの語学研修

Nayland College

ニュージーランド Nayland College(本校の姉妹校)

ネルソン市の姉妹校で、学校交流、光泉独自の語学研修プログラムを実施します。午前中は光泉生徒だけでAll Englishの英語学習、午後は現地生徒(バディ)といっしょに授業に参加したり、校外アクティビティに参加したりして過ごします。滞在はホームステイで、光泉生徒1~2名で1家庭に入り、ニュージーランドの生活文化を直接経験することができます。

対 象 中学1年生~高校2年生(希望者)
期 間 7月下旬~8月上旬(18日間)
研修校 Nayland College(共学)
滞 在 ホームステイ

ニュージーランド Nelson College for Girls(本校の姉妹校)

ネルソン市の姉妹校で、女子対象の語学研修です。独自のプログラムのなかで、All Englishの英語学習や現地生徒(バディ)との交流、アクティビティに参加と活動的に過ごします。滞在はホームステイで、光泉生徒1~2名で1家庭に入り、ニュージーランドの生活文化を直接経験することができます。

対 象 中学1年生~高校2年生(希望者)
期 間 7月下旬~8月上旬(18日間)
研修校 Nelson College for Girls(女子校)
滞 在 ホームステイ
Ashford School

イギリス Ashford School(研修校)

<ヨーロッパで世界の生徒と交流>
ケント州アシュフォードのAshford Schoolが研修地。イタリア・フランス・スペイン・ドイツや中東からの参加者とともに「英語で学ぶ」研修プログラムです。国際交流や多文化学習の機会が多くあり、休み時間やアクティビティ、食事など一日中交流でき、生きた英語の体験と各国の文化を知ることができます。

<次の3つの学校から選択>

対 象 中学1年生~高校2年生(希望者)
期 間 7月中旬~7月末(17日間)
研修校 Ashford School
滞 在 研修校の寮(レジテンス)本校生徒3~4人
Ashford School

アメリカ West Ottawa High School(本校の協力校)

ウェストオタワ高校はミシガン州オタワ郡ホランド市にあります。本校の協力校として交換留学制度を設けている高校です。

学校の生徒数が約2,500人と多く、オタワ郡でもトップの公立高校。アドバンストプレイスメント(AP)コースと国際バカロレア(IB)プログラムを提供、地域の大学の授業に参加できるプログラムも設けています。ブラスバンドやアメリカンフットボールなど、部活動もさかんです。

光泉生徒は現地生徒(バディ)といっしょに授業に参加したり、エクスカージョンやフィールドワークに参加したりして過ごします。滞在はウェストオタワ生徒宅のホームステイで、光泉生徒1人で1家庭に入り、アメリカの生活文化を直接経験することができます。

対 象 高校1~3年生(希望者)
期 間 9月上旬~中旬(約1.5週間)
研修校 West Ottawa(共学)
滞 在 ホームステイ

歴史ある光泉の海外語学研修

光泉の海外語学研修は、コロナの影響で数年間中断していましたが、今年度(2024年度)で、ニュージーランド(NZ)への研修は27回目、イギリス(UK)への研修は8回目。参加した生徒は全部で600人を超えています。
研修校はどこも伝統ある学校で、専門のスタッフがおり、世界中からたくさんの留学生を受け入れています。また、研修校があるネルソン(NZ)やアシュフォード(UK)は治安がよく、自然豊かで落ち着いた環境で生活することができます。
どの研修も光泉教員が引率、全行程をともに行動しますので、困ったことがあればいつでも相談できます。

協力校への長期留学

独自の留学制度で、ニュージーランドの協力提携校に長期留学(1年間)できます。

このテーブルはスクロールできます。

留学協力校 Nayland College(共学) Nelson College(男子校) Nelson College for Girls(女子校)
滞在方法 ホームステイ 寮/ホームステイ 寮/ホームステイ
募集人数 1~3名 1~3名 1~3名

※いずれも、ネルソン市在住の専属代理人(世話人)がカウンセリングやホストファミリーとの交渉、疾病対応など留学生活をサポートします。

対象学年: 高校1・2年生
留学期間: 1年間(原則1月~12月まで)
留学方法: 帰国後の大学入試を考慮し次のいずれかを選択


(1)進級留学 …… 帰国後、同級生と同じ学年に進級
   ※ 留学校の成績証明書・出席証明書要
   ※ 留学中取得した単位は光泉の卒業単位に認定


(2)休学留学 …… 1年休学。帰国後、留学時点での学年(1つ下の学年)に入る。
(光泉で3年間学ぶ前提の留学形態)

長期留学に参加して

私は、Nayland Collegeに1年間留学をしました。現地には4つの学期があり、8週間登校して2週間休みです。大学みたいに好きな教科を選んで学習ができます。お気に入りの教科は技術で、専用のヘルメットを被って金属溶接をし、空気銃を完成させました。アウトドアエデュケーションというプログラムでは、2泊3日のキャンプへ、ブラジルやドイツから来た留学生たちと一緒にチャレンジしました。エーベルタスマンという山地へ向かうのに道がなく、ボートで向かったという大冒険が忘れられません。
わたしはこの留学期間中に、自立をするということを体験的に学びました。日本では当たり前のように家族や先生たちに任せていたことは本来、何もかも自分でやっていくことが当たり前だと。そして、それでこそ自分らしさが磨かれるんだということに気づきました。これからもこの経験を大切にし、様々なことにチャレンジできる自分でいたいです。(当時:高2男子 談)

国際交流(ホームステイ受け入れ)

海外の生徒と日本で触れ合う

オーストラリア姉妹校生徒が光泉を訪問し、授業や学校行事に参加し、学年やクラスとの交流が行われます。訪日生徒は光泉生徒の家庭にホームステイ。日常の学校生活を送りながら、国際交流を深めることができます。

オーストラリア St Joseph's College,Hunters Hill(本校の姉妹校)

シドニー郊外のカトリック校で、オーストラリアの最大規模の男子寄宿学校。スポーツ強豪校としても知られ、ラグビー、サッカー、クリケットなどのスポーツがさかんです。滞在中は光泉生徒ともに学校生活を過ごし、光凜祭(文化祭)で舞台発表を行ったり、放課後に文化交流の場として「Australian Booth」を開いたり、活発な交流を実施します。また、ホームステイを受け入れている生徒はバディになって登下校、学校生活や家庭生活をともに過ごします。

このテーブルはスクロールできます。

来校生徒 14歳~17歳(男子)
10~20名 ※外国語として日本語を選択
来校時期 9月下旬~10月上旬(約10日間)※2年に1度訪日(来校)
滞在方法 ホームステイ(上記期間)

ホームステイを受け入れて

私の家にはFergus(ファーガス)くんが来てくれました。英語で話すことはチャレンジでしたが、オーストラリアの生活、特に食事の違いについてたくさん話ができたのが楽しかったです。ホームステイに来てもらえて大変いい思い出になりました。
(当時:高2男子 談)

わたしの家には、マテオくんという留学生が来てくれました。ホームステイを迎え入れたのは親の勧めからで、実は他の国から来る友達に最初とても緊張をしていました。わからないときは家族も手伝ってくれたおかげでなんとか過ごせました。言語が違っても心を交わせば楽しいしいということがわかったし、一緒に学校に通ったりしてよい経験にもなったのでよかったなと思いました。
(当時:中1男子 談)

海外語学研修に参加した生徒の感想

イギリス語学研修の思い出

当時高校2年 YKさん

私は、2週間のイギリス語学研修に参加しました。世界各国から集まった同世代の人たちと、授業やさまざまなアクティビティをとおして、私は、今まで経験したことのない驚きや楽しさを感じることができました。
授業で驚いたことは、生徒たちの「発言」の違いです。私のクラスメイトは、授業での課題が出されると、まず、それらを見て感じたことを自ら積極的に話します。私はその様子を見て本当に圧倒されました。
留学で、自分の心の持ち方にも変化を感じました。私は、街中で出会う人々と見知らぬ人でも楽しく会話できる優しい雰囲気と、良い意味で一目を気にしない様子を見て、「自分がその時に提供できる最大限のものを提供できたらそれで最善!」と思えるようになりました。また、色々な考えを持つ人がいるからこそ彩りある世界ができているので、相手を尊重するという謙虚さも胸に留めつつ、時には、自分の軸を持って発信していきたいと思えるようにもなれました。

今回の留学で、世界中の人と友達になれて、もっと英語を上達させて、いろんな国に行くことを目標とすることができました。

僕の挑戦と成長

当時中学1年 KYさん

ニュージーランド語学留学でのホームステイ先は、14年間、光泉カトリックの生徒を受け入れてこられていて、僕にも分かるようにゆっくりと喋ってくれたり、僕がちゃんと理解できているか確認を取ってくれたたりと、本当に親切に接してくださいました。
留学先の学校では、現地の先生からNZの地理や動物を学ぶ機会がありました。アクティビティもあり、皆でスーパーマーケットに行ったり、陶芸をしたり、牧場や海や山を見に行ったりしました。
学校が終わると、ホストマザーと晩御飯の準備をして、家族全員揃ってから食事をしました。食卓を囲みながら、学校での様子など談話をしました。食事が終わると皆でトランプやビリヤードを楽しみました。自分の部屋でゲームやスマホなどに没頭する時間より、大勢でトランプやビリヤードをする方が断然楽しいことが初めて分かりました。
最終日の「さよならパーティー」では、折り紙の作品をプレゼントしたり、日本文化を紹介したりする機会がありました。僕は得意の習字で、現地の学生の名前を漢字で書いたり、空手の形を披露したりしました。見たことない漢字や空手に、「Wow! Cool!」などと喜んでくれて、そのことがとても嬉しかったです。
語学研修では、英語漬けの生活を送れたこと、NZの人々の生活や食文化を体験できたこと、日本の文化を現地の人にも伝えられたことなど、本当に素晴らしい経験ができました。